どのような理由で、会計事務所・税理士事務所の譲渡(売却)を考える方が多いのですか?[税理士事務所の事業引継ぎ(M&A)や後継者不足に悩んだら]
2023.09.05
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[税理士事務所の事業引継ぎ(M&A)や後継者不足に悩んだら]
会計事務所の事業引継ぎの一つの手段として、M&Aをご検討される税理士が増えてきました。税理士の皆さまより寄せられたよくある質問を、Q&A形式にてわかりやすく解説しました。
Q、どのような理由で、会計事務所・税理士事務所の譲渡(売却)を考える方が多いのですか?
1つ目は、「 後継者不在 」です。
息子や娘が税理士資格をもっていない、
税理士資格をもっている職員に承継を打診したが断られた、というケースです。
新規に人材を採用して、後継者を育成していたが、
「期待していた税理士が辞めてしまった」ということもよくあります。
2つ目は、ご自身の「 年齢 」や「 体力や健康面の不安 」です。
55歳、60歳、65歳と節目の年齢に差し掛かる際に、
ご自身の体調面を踏まえて、今後の仕事や生活について考える、というケースです。
3つ目は、「 事業意欲の減退 」です。
税の専門家として、「勉強をするのがつらくなってきた」、「ITについていけない」など、高齢になるにつれて、税理士業務を続けることに限界を感じる方もよくおられます。
その他にも、「 代表の責任から解放されたい 」、「 大手の傘下でサービスを充実したい 」という理由を挙げる方もいます。