企業価値を評価する際、どのようなアプローチがありますか?それぞれのアプローチのメリット、デメリットを教えてください。
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Q |
企業価値を評価する際、どのようなアプローチがありますか?それぞれのアプローチのメリット、デメリットを教えてください。
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A |
評価方法は、その性質から「インカムアプローチ」、「マーケットアプローチ」、「コストアプローチ」という3つの評価アプローチに分類されます。
①インカムアプローチ 企業が生み出す収益(キャッシュ・フロー)をもとに企業価値を算出する方法です。
②マーケットアプローチ 事業の類似する上場企業のマーケットにおける株価等の数値から相対的に企業価値を算出する方法です。
③コストアプローチ 貸借対照表に記載された資産・負債をもとに、これらを新規に調達した場合、どの程度費用がかかるかという面から企業価値を算出する方法です。
3つの評価アプローチのメリット・デメリットは以下のとおりです。
また、3つの評価アプローチの一般的な特徴は以下のとおりです。 (出処:「企業価値評価ガイドライン」経営研究調査会研究報告第32号、日本公認会計士協会、平成25年7月3日改正)図表Ⅳ-3三つの評価アプローチの一般的な特徴)
評価アプローチとしてどれを採用するかについては、一般的に、評価対象会社の特性、算定の目的等を総合的に勘案して決定することになります。 |
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