DCF法の適用にあたっては、一般的に、「事業計画から見込まれる利払前のフリーキャッシュフロー(FCF)を、加重平均資本コスト(Weighted Average Cost of Capital;WACC)を用いて割引現在価値を算出する方法)を用いる」とのことです。「加重平均資本コスト」について、概要を教えてください。
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DCF法の適用にあたっては、一般的に、「事業計画から見込まれる利払前のフリーキャッシュフロー(FCF)を、加重平均資本コスト(Weighted Average Cost of Capital;WACC)を用いて割引現在価値を算出する方法)を用いる」とのことです。「加重平均資本コスト」について、概要を教えてください。
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A |
割引率の算定に用いる加重平均資本コスト(WACC)は、負債コストと株主資本コストの平均値、税引後段階での要求収益率です。WACCの算定式は、以下のとおりです。
WACC=D/(D+E)×(1-t)×R(d)+E/(D+E)×R(e) D:負債価値 E:株主資本価値 t:実効税率 R(d):負債コスト R(e):株主資本コスト
負債コスト(R(d))の算出方法としては、例えば以下のような方法があります。
①評価対象会社の格付け及び類似会社の格付けとそれら企業が発行する債券のスプレッドから推定する方法 ②評価対象会社の過去の借入履歴から推定する方法
負債コストのとりうるレンジは株主資本コストに比べて小さく、重要な影響は生じないため、‥‥
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