当社は旅館業を営む中小企業ですが、客室稼働率が80%を超えるなど、業績が極めて良好であることから、全国にホテルチェーンを展開する上場会社からM&Aのオファーがありました。
このような話が来ること想定したことがなく、知識に乏しいのですが、「M&Aの方法やメリット」を教えてください。
[関連コンテンツ]
Q |
当社は旅館業を営む中小企業ですが、客室稼働率が80%を超えるなど、業績が極めて良好であることから、全国にホテルチェーンを展開する上場会社からM&Aのオファーがありました。 このような話が来ること想定したことがなく、知識に乏しいのですが、「M&Aの方法やメリット」を教えてください。
[関連コンテンツ] |
A |
M&Aとは、「合併(Mergers)」と「買収(Acquisitions)」の略語です。
ご質問の場合、貴社のメリットとしては、自社株式売却などによる創業者利益の獲得が挙げられます。買収する側のメリットとしては「シェア拡大、規模の拡大」や「コア事業の強化」などが想定されます。
但し、経営が変わって従業員との軋轢が生じて事業が悪化するケースや、上場会社と中小企業と異なる企業理念を融合が上手くいかないケースなどがあり、デメリットも考慮して進める必要があります。
近年、経営者の高齢化及び少子化による後継者不足の問題から、「事業承継のためのM&A」が増加傾向にあります。また、国内の市場規模縮小から、「事業規模拡大や海外展開のためのM&A」も増加しています。
M&Aの手法としては、「株式譲渡」、「事業譲渡」、「会社分割」などがあり、資本提携や業務提携についても広義のM&Aに含まれます。
「株式譲渡」とは、経営者などが保有する株式を買い手に譲渡する手法です。単に株主が異動するだけであり、手続が簡便なため、中小企業のM&Aで、最も多く用いられています。
「事業譲渡」とは、‥‥‥
|
質問には会員登録(無料)が必要です。