M&Aの手法には「株式譲渡」の他に「事業譲渡」があると理解していますが、それぞれの手法のメリットとデメリットをお教え頂き、実務上どのように使い分けられているかお教えください。
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M&Aの手法には「株式譲渡」の他に「事業譲渡」があると理解していますが、それぞれの手法のメリットとデメリットをお教え頂き、実務上どのように使い分けられているかお教えください。
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M&Aの手法には「株式譲渡」と「事業譲渡」があります。近年では会社分割や株式交換などの組織再編を使った手法もありますが、各種再編も株式譲渡的な行為と事業譲渡的な行為に大別されます。
まず、「株式譲渡」については株式の譲渡のみで会社の全ての権利義務を取得することができるので非常に簡便であり、M&Aは基本的にこの手法で行われます。対象会社に過去の税務繰越欠損金がある場合も、原則としてそのまま引き継がれます。ただし、対象会社に簿外債務がある場合、買手が引き継いでしまう点が最大のデメリットとなります。また、買収対価が対象会社の純資産を上回る、いわゆるのれん部分について株式譲渡では損金算入することができない点も事業譲渡と比較した場合のデメリットとなります。
次に「事業譲渡」ですが、‥‥‥
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