私は衣料品の卸売業を営む会社を経営していますが、後継者がいないためM&Aによる売却を考えています。どういった「売却先」が考えられ、またそれぞれの一般的な「メリット・デメリット」をお教えください。
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私は衣料品の卸売業を営む会社を経営していますが、後継者がいないためM&Aによる売却を考えています。どういった「売却先」が考えられ、またそれぞれの一般的な「メリット・デメリット」をお教えください。
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会社を売却する場合、まず考えられる先としては「自社の既存の取引先」が考えられます。衣料品の卸売業であれば衣料品のメーカー(川上)や衣料品の小売店(川下)となります。トップ同士の信頼関係がある既存取引先であれば、売却にあたっての安心感がありますし、先方としても得意先(川上のケース)や仕入先(川下のケース)を失うことを避けるため、協力的に対応してもらえるケースも多いと思います。一方で情報漏えいのリスクには留意が必要です。他社との取引条件や財務情報を開示し途中まで話が進んだものの最終的には断られ、結果的には機密情報を取られただけで終わってしまったようなケースも見聞きするところです。
次に「同業他社」に売却する場合を考えます。同業他社のよい所は事業の良いところも悪いところもよく分かっているため、会社の内容をすぐにわかってもらえる点と財務数値に現れない点を評価してもらいやすい点です。例えば衣料品の卸売業であれば販売先の信用度や物流センターの良し悪しなどがポイントになる所、同業他社であれば‥‥‥
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