デューデリジェンスの目的は何ですか?
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Q |
A |
買手企業が売手企業に対して行うデューデリジェンスの主な目的は、以下のとおりです。
近年では、デューデリジェンスはある程度、M&Aの実施において一般的になってきました。しかしながら、デューデリジェンスを十分に実施せずに買収を実行したことで多額の損失を計上するケースがしばしば見受けれます。買収後に、事業継続が危ぶまれる場合(主要店舗の建物が消防法に違反していた等)、想定外の業績悪化が進む場合(過年度の業績に粉飾があり見逃していた等)、想定外の債務支払いが発生する場合(潜在的な特許権の侵害の存在に気付かず買収後に多額の訴訟を提起された等)等様々なケースがあります。
このようなケースでは、十分にデューデリジェンスを実施していれば、①買収しない(ディールブレイク)という判断ができた可能性があります。また、②買収価格に織り込む交渉をしたり、③契約書の表明保証に記載を検討することができた可能性もあります。さらに、④買収後の統合に向けて、戦略の策定、事業計画の立案、アクションプランの検討に際しても、十分なデューデリジェンスによる現状の把握が、その出発点となることは言うまでもありません。
つまり、デューデリジェンスを実施して、現状を把握することで、‥‥‥
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