M&Aにて経営している会社の「株式譲渡」または「事業譲渡」を計画しております。譲渡方法によってどのような相違が生じるか教えてください。
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Q |
M&Aにて経営している会社の「株式譲渡」または「事業譲渡」を計画しております。譲渡方法によってどのような相違が生じるか教えてください。
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A |
M&Aを「株式譲渡」、「事業譲渡」、いずれかの方法で行うかは、一義的には売主及び買主が希望する方法によりますが、「株式譲渡」の場合はすべての株式が対象とされ、「事業譲渡」の場合はすべての事業の場合も、一部の事業を対象とする場合もあります。
その理由は、「株式譲渡」の場合には買主において安定した経営権の取得のために100%の議決権が必要となりますが、「事業譲渡」の場合には、例えば売主において、売りたくない事業と売りたい事業が併存する場合は、売りたい事業のみを対象にできますし、買い手において、対象会社が営む複数事業のうち、有益な事業のみを取得したい場合にその事業のみを対象とすることはままあります。
一部事業を譲渡の対象とする場合には、「事業譲渡」が適していますが、「会社分割」の方法で売りたい事業を分割し分割会社株式又は分割承継会社株式を売る方法によることも可能です。
「株式譲渡」と「事業譲渡」の主な相違点は以下のとおりです。
(1)株式譲渡
「売り手側のメリット」としては、‥‥‥
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