買収や統合の方向である程度合意ができた場合に締結する合意書です。LOI:Letter of IntentやMOU:Memorandum of Understandingと略されることがある、重要な契約書です。
M&Aの計画段階でターゲット会社に接触した後、少なくとも買収おける重要な点で合意しており、よほどのことでも起こらない限り最後まで進める意思表示でもあります。
多くの場合、以下のような事項を基本合意書に纏めます。
●M&A取引の基本的な合意内容
●価格に関する事項
●M&Aの方法や条件
●買収資金の調達方法
●M&Aを行うことによる相乗効果(シナジー効果とよく言われます)
●役員や従業員の雇用条件
●スケジュール
●有効期間、訴訟時の対応等その他の事項
優先交渉権や独占交渉権等を盛り込むこともあります。自社と相手会社の状況に合わせて、交渉した内容を盛り込んでいきます。
解説:清水寛司(公認会計士)
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