事業承継を目的としたM&Aを進めていました。買手が見つかり譲渡価額等の条件も非常に魅力的で、売手企業の社長も売却に向けて非常に前向きに考えていました。しかし、最終合意直前で売り手の社長が心変わりして「会社売却を見送りたい」との意向を示しています。この場合に対処すべき方法はありますでしょうか。また、顧問税理士として、このような突然の意思変更を防ぐ方法はありますでしょうか。
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事業承継を目的としたM&Aを進めていました。買手が見つかり譲渡価額等の条件も非常に魅力的で、売手企業の社長も売却に向けて非常に前向きに考えていました。しかし、最終合意直前で売り手の社長が心変わりして「会社売却を見送りたい」との意向を示しています。この場合に対処すべき方法はありますでしょうか。また、顧問税理士として、このような突然の意思変更を防ぐ方法はありますでしょうか。
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A |
中小企業のオーナー社長にとって会社は自分の子供のようなものであり、また、M&Aは企業同士の結婚に例えられることもあります。また、事業承継を目的としたM&Aの過程では売手社長がマリッジブルーになることも少なくありません。
そうならないためには、M&Aのスケジュールや合理性を優先しすぎないことが大切です。常に売手社長の事情を良く把握し、気持ちにも配慮しながら進めることが何よりも大切になります。
買手企業が見つかってから、会社売却にストップをかけた実例をご紹介します。
①社長は子供たちに迷惑をかけないためにも、会社の売却を決意。しかしながら、最終的に子供に反対され、理由を聞こうにも子供が部屋に引きこもってしまい、親族内の話し合いができなくなり、会社売却をストップしたケース ②社長は会社の借入金に個人保証を入れており、自身が高齢のため、自分の元気なうちに会社を整理(売却)しておこうと思った。しかしながら、長年サポートしてきた妻の同意を得られず、売却が無期延期となったケース
他にも、‥‥‥
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