割引率の算定に⽤いる加重平均資本コストは、負債コストと株主資本コストの平均値、税引後段階での要求収益率である。
WACC = Ｄ／(Ｄ+Ｅ) × (1－ｔ) × R(d) + Ｅ／(Ｄ+Ｅ) × R(e)
Ｄ：負債価値
Ｅ：株主資本価値
ｔ：実効税率
R(d) ：負債コスト
R(e) ：株主資本コスト
また、株主資本コスト（R(e)）は、資本資産評価モデル（Capital Asset Pricing Model︔ＣＡＰＭ）を採⽤するのが⼀般的である。
R(e) = R(f)+{E(R(m)－R(f))}×β + 追加リスクプレミアム（SCP等）
R(e) ：株主資本コスト
R(f) ：リスクフリーレート
E(R(m)－R(f)) ：マーケットリスクプレミアム
β：リスク感応度
解説：野村昌弘（公認会計士・税理士）
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