用語解説

類似上場会社法 とは

類似上場会社法とは、評価対象会社と事業内容、規模、収益性、成⻑性等が類似する上場会社の株価(⼜は事業価値)の財務数値に対する倍率(マルチプル)を算出し、評価対象会社の対応する財務数値に当該倍率を乗じることにより、株主価値を分析する⽅法であり、マルチプル法、倍率法、乗数法とも⾔われる。

 

<類似上場会社法は、次のステップで計算する。>

①類似する上場会社を選定する。

②選定した上場会社と評価対象会社の⼀株当たり利益や純資産等の財務数値を計算する。

③両社の財務数値を⽐較し、その指標の倍率を計算する。

④選定した上場会社の市場株価に倍率を掛けて評価対象会社の株価を算出する。

 

 

解説:野村昌弘(公認会計士・税理士)