事業は⼀般的に、事業化から事業の終了に⾄るまで導⼊期・成⻑期・成熟期・衰退期を経ることになる。
①導⼊期︓認知度が⾼くないため、需要量が低い状況。
②成⻑期︓需要量は急激に増加し、市場に参⼊する業者が増加する。
③成熟期︓需要量は頭打ちとなるが、市場参⼊業者がさらに増加するため競争が激化する。
④衰退期︓需要量は減少し、市場から業者が撤退していく。
会社が1つの事業を営んでいるだけではいずれその事業が成熟期、衰退期を迎え、会社を閉める以外道がなくなってしまう。もちろん、1つの事業のみで会社を成⻑させている例もあるが、そのような会社は単に過去延⻑線型の事業を⾏っているのではなく、その時代のニーズに即した新たな事業展開を図っているため、成⻑し続けている。したがって、会社が永続的に成⻑、発展していくためには、常に新しい事業を模索していく必要がある。
解説:野村昌弘(公認会計士・税理士)